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【知的資産経営シリーズ 第2回】~知的資産の三分類~

【知的資産経営とは?】~知的資産の三分類~



 第2回目となる今回は、「知的資産」とは何なのか?
その具体的な中身についてふれたいと思います。

企業における競争力の源泉となるものは、
資金力や設備など財務諸表に現れてくる有形の資産に限定されず、
本来、より多くのものを指すことができます。
そしてそれは、目に見えにくい無形の資産であることの方が実は多いのです。

人材、技術、技能、特許、ブランド、組織力、ノウハウ、マニュアル、研修制度、
賃金制度、経営理念、社風、顧客との関係、取引先とのネットワーク、金融機関や
支援機関との関係などなど、
いずれも競争力の源泉となり、
企業の持つ本来の強みであると言えます。

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図:(独)中小企業基盤整備機構「中小企業のための知的資産経営マニュアル」より抜粋

これら企業の競争力の源泉(=無形の強み)となるものを総じて
「知的資産」
と呼び、
それらは以下の3つに分類して捉えることができます。

「人的資産」・・・個々の人の力によるもの。
         いわゆる職人さんの持つ技術力や
         経験などが代表的なものとなります。モノづくりの企業でな
         くとも例えば、特定の従業員さんの持つ営業力や企画・提案
         力、販売力なども当てはまります。
         そのため、その従業員さんが退職してしまえば、企業から
         同時に持ち出されてしまいます。


「構造資産」・・・その企業にシステムやノウハウとして蓄積されたもの。
         従業員にもしっかりと浸透している経営理念や行動指針をは
         じめ、特許やブランド、データベース、企業の沿革、組織体制
         などが挙げられます。
         さらには、良い人材を育成し続けるための研修制度や作業マ
         ニュアル、従業員さんが働きやすい社風や職場環境、モチベ
         ーションを上げるための賃金制度や評価制度なども当てはま
         ります。
         「人的資産」とは違って、従業員さんが退職しても、その企業
          に残る資産でもあります。

「関係資産」・・・企業の対外的な関係に付随するもの。
         取引先や金融機関・各種の支援機関をはじめ、顧客そのものと
         の関係までも含め、その企業の対外的な関係の良さが知的資産
         ともなります。
         例えば、資材を提供してくれる取引先と良好な関係にあるから
         こそ自社の商品・サービスが顧客に提供できたり、あるいは取
         引先の協力があってこそ納期の短縮が図れたり、金融機関担当
         者との良好な意思疎通があるからこそ、資金繰りもある程度し
         やすくなるなど。これらの関係資産も企業の持つ、まさしく目
         に見えにくい大きな強み(=資産)となります。


以上、今回は知的産の具体的な中身について、3つの分類という視点から説明致し
ました。

次回は、
実際にこれらの「知的資産」をどのように見出していくか。
つまり、
「知的資産の見える化」についてふれていきたいと思います。

どうぞ、次回も【知的資産経営】コラムをよろしくお願い致します。
         



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by okajimu | 2012-03-29 11:49 |   知的資産経営 | Comments(0)
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中小企業経営の総合アドバイザー事務所です。http://ashita-ba.com


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