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【知的資産経営シリーズ 第4回】~知的資産の見える化:その2“セグメント分析”~

【知的資産経営 第4回】~知的資産の見える化:その2“セグメント分析”~


 先日、広島県呉市で行われた、
経済産業省・中小企業庁主催の、
“日本の未来”応援会議~小さな企業が日本を変える~地方会議に出席して参りました。

 会議で、現在の日本経済が抱える問題の大きな要因である、
中小企業の方々への支援不足を痛感するとともに、
知的資産経営の更なる有効性を考えて参りました。
詳細は追々にして。


 
 知的資産経営の第四回目となる今回は、
知的資産を見える化する為のより具体的な手法である
「セグメント分析」について、そのエッセンスにふれたいと思います。

第2回目のコラムで紹介した「知的資産の三分類」や、
前回のコラムで紹介した「SWOT分析」は、
「自社の強み(知的資産)は何か?」という問いに対する発想のきっかけとして、
つまり強み(知的資産)を「定点的」に捉えるといった点では有効な手法です。


 しかしながらそれらの手法では、
挙げられた強み(知的資産)が事業活動や業績に、
実際にどのように影響しているのか、
また今後それらを活かしてどのような事業展開が可能となってくるかまでは、
なかなか明らかにできません。


そこで、事業活動の流れの中から「動的」な価値を見出す手法として
「セグメント分析」が龍谷大学政策学部の中森教授により提唱されています。
中森教授の研究によると、企業の事業活動は、会社の「経営理念や方針」のもと、
会社内外の体制整備に向けた「マネジメント」を行う事により、
「技術・ノウハウやネットワーク」を講じることができ、
それにより「高い性能やシェアの製品・サービス」を提供できるとしています。
そして、その結果が「業績」に表れるという流れになっています。
つまり、この事業活動の一連の流れをそれぞれのセグメントに分けて
「動的」に眺めることによって、
企業の持つ本来の強み(=知的資産)を見出していこうとするのが、
「セグメント分析」なのです。
これを解り易く図に表わしたものが以下のものです。



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図: 中森孝文 著「「無形の強み」の活かし方」より


この分析フレームを用いた具体的な例として、
前回のコラムの際にも登場したとある飲食・惣菜店さんを、
私が実際にセグメント分析をしたものが以下の図です。


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図:とある飲食・惣菜店のセグメント分析例(岡本作成)


ポイントとしては、今現実に目に見える「製品・サービスの特徴」から、
各セグメントを遡るようにして眺めていくことです。
つまり原因と結果を探る因果関係として捉えていくことで、
一連のストーリーとして、強み(知的資産)がハッキリと見えてくるのです。

次回は、この知的資産を流れとしてとらえる「知的資産活用ストーリー」について、
もう少し迫っていきたいと思います。
どうぞ、次回も【知的資産経営】コラムをよろしくお願い致します。
         


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by okajimu | 2012-05-25 18:45 |   知的資産経営